第10章 問題領域モデル:概念の視覚化 続き(P136)

●なに?
問題領域の概念の語彙を視覚化すること
●目標
概念クラスを抽出し、問題領域モデルを作成すること
●指針
多数の細かい概念クラスを過剰に記入することと、控えめな記述とを比べたら前者の方がよい
  • 概念クラスを識別する方法
  1. 概念クラスカテゴリリストを使用する
  2. 名詞句の識別による概念クラス(※機械的に「名詞を概念クラスに変換する」のは不可能なのでこの方法は注意)


↓待ってた!すごい分かりやすいっっ!観点で違うのやなー

帳票オブジェクト:レシートをモデルに含めるか?
■レシートは販売の帳票である。帳票の情報は、別のところにある情報を重複して示すだけなので、モデルに含めない
■レシートは、ビジネスルールの観点からみるととても特殊。購入者に商品を返品する権利を与える。これはモデルに含める理由となりうる

  1. 今の要件に関係ある概念クラスを候補として列挙する
  2. 候補の概念クラスを、問題領域モデルに描き出す
  3. 関連を追加する(概念間の関係を記録するため)
  4. 必要な属性を追加する(情報の要件をみたすため)
  5. アナリシスパターンを学習し、コピーする←これ大事!

☆コツ☆
「地図製作者」戦略を使う!
・その区域の既存の名称を使用する
・その地図の目的に合わない特徴は排除する
・「そこにないもの」を加えない

★よくある間違い(概念と属性の境界)★
「ある概念クラスXが現実世界では、数値でもテキストでもない場合はXは概念である(属性ではない)