XP祭り2013 2013.09.14(Sat)

XP第2版 10:00〜11:00 小井土さん、福井さん

毎回同じみの小井土さん、福井さんコンビでスタート。私の周りは、今回初参加の人ばかりで、唐突にはじまるスタートにだいぶ面喰って、なになに?始まったの?とざわついてました(笑)12年目で改めてXP白本の第2版のまとめを小井土さんから。やっぱりケントベックと白本はすごいと改めて原点に帰ることができました。資料は公開されるのかな?とりあえずメモだけ羅列しておきます。。資料が公開されました。こちらになります
http://www.slideshare.net/koido1961/xp2-2013

  • ラクティス
    • 新しいソフトウェア開発を実行するための技術
    • 技術レベルの知識と理解
  • 価値
    • 新しいソフトウェア開発を実行するための全体をとらえる力
    • 判断レベルの知識と理解
  • 原則
    • 特定の領域の変わることがない指針
  • 価値によって、プラクティスが目的を得る
  • 価値とプラクティスは原則を橋でつなぐ
  • 社会的な変革
  • 自己改革
  • 手順
  • 信頼関係
  • XPとは、理想に対する考え方とふるまい方

高度12000フィートからのAgileとLean :川口さん

スライドはこちら
https://speakerdeck.com/kawaguti/agile-and-lean-from-altitude-12-000-feets

アジャイルを、いろんな角度からまとめてわかりやすくしてくださっている。これから学ぶ人も、いま実践している人も有益なまとめ。さらに書籍の紹介などもあって、不足している知識を埋めるのにもってこい!あとはバーンダウンチャートの昇龍拳とかかと落とし、実践者にはかなり受けたと思う。
最初の小井土さん、福井さんの漫才コンビから、福井さんが参戦して川口さんのトークに合いの手を入れていらしたのですが、いいですね、あの形式。ああいう場って、例えばすごい良いこと言っても、「いいねぇ」って言ってくる人っていないし、ちょっとした質問があっても聞いてる人はなかなか手あげられないし、とてもよいコンビでした。


SEAMAT 11:00〜12:00 鷲崎先生

鷲崎先生によるsematの紹介。
http://www.semat.jp/publications

上記のサイトを読むと、試みはわかるのでぜひ。さまざまな開発にまつわる(それだけでなく対象は多岐にわたるが)、混沌とした状況を整理していこう(ちょっと違う気もするけど)というのはとても嬉しい。育った環境が違って言葉が違うということは大変なコミュニケションロスになるし。以下は気になったワードだけメモしたもの。

  • islandをつなぐ共通基盤
  • 原則ーカーネル
  • ivar jacobson(3amigos)
  • プロセス指向というより状態指向
  • 大事なことは、いまこうなっていること、次はこうなること
  • 状態のゴールに向かうためにどうするかという指向
  • ActualでFlexible
  • あらゆるステークホルダーにつかえる
  • 難点は難しいこと


BABOKに学ぶ柔軟性を重視した開発における要求アナリシス 13:00〜16:00 せきさん

スライドはこちら。
http://www.slideshare.net/fullvirtue/babok-xp2013

せきさんは他にも、POStudyで今まで行ったワークショップのスライドをすべて公開されていて、もう垂涎!
http://www.postudy.com/

今回は、アジャイルビジネスアナリシスの分類の、Discoverの中のプロダクトのWhatの部分に注目して展開された。

  1. チーム内で各自がやりたいビジネスを考え、エレベータピッチを行う
  2. 人気投票で1名を選んで、ステークホルダーとする
  3. 要求の体系化や、優先順位をつける場合のテクニックなどを座学で説明してくださったあと、実際に、ステークホルダーの要求を分析、整理、可視化して優先順位をつけるワーク
  4. 結果をチームごとに発表。ここで発表ごとにせきさんからバッサバッサとご指摘。
    • 話が長いと聞いてもらえない
    • 同じ単語を2回以上は使わないなどのルール、単語が出てきた時点で人は飽きる
    • お金が儲かる仕組みを言わないと、経営層は響かない
    • 開発の視点は経営層には必要ない
  5. ワールドカフェ
    • ActiveListning
  • BABOKのアジャイル拡張版
  • Scrumとビジネスアナリシス
  • BABOK ビジネスアナリストは、プロマネの前の段階
    • BacklogManagement
    • Retrospectives

このワークショップで学んだ1番のことは、ワークショップの進め方。

  • 最初に目的を話す(ワークショップの参加者が終わった後どうなっているかを明確に打ち出す)
  • アンケートとったり、話をしての反応などをみてスライドの内容をその場で変えたり、時間の配分を変える
  • 目的がちゃんと達成できるよう、当日のメニューは最初に公開する
  • 後で勉強できるように、すべての資料に出展元が記載されている
  • スライドは公開する
  • よくある、チーム毎の成果の発表のときに、指摘すべきことはきちんと指摘する
  • ワーク中に音楽をかける!(これ結構良かった)


著者パネルディスカッション 16:00〜17:00

http://xpjug.com/xp2013-contents-a6/

翻訳者から、自分で執筆された方まで、本を出されている方たちによるパネルディスカッション。仕事をしながらの執筆作業、本当に頭が下がります。お世話になっています。ありがたいです。
編集者とのやりとりの話が面白かったです。

LT 17:00〜18:00

恒例のLT祭り。
今回のあたしのなかの大賞は、ラグビー!(すいません、お名前もタイトルも失念)
それから、れっどの司会が神がかっていて鳥肌が立ちました。事前に指名したどら娘も可愛いったらない!れっどすげー。

懇親会

一度お話してみたかった人ともお話できたし、たまたま隣あった方とチームについてすげー盛り上がってお話できたり、酔っぱらった小井土さんにいけてるテストのデモを強制的に見せられたりw、旧交を温めたり、とにかく楽しいひと時でした。参考になることもいっぱいあったし、テンションもあがったし、またちゃんと勉強する気になりました。本当にありがたいです。来年はさぼらず脱幽霊スタッフ、活動ちゃんとします!